社員からは文句ばかり言われるし
家に帰れば妻は冷たい
せっかく夢をもって起業したのに、毎日不満ばかりがたまっていき
だんだん、毎日を過ごすことが義務のようになってしまった・・・
もしかして、自分が何のために働いているのかわからなくなっていませんか?
そんなあなたのために、今日は3万人の経営者を鑑定してきた、私、瀧上阿珠が、経営のストレスからくる仕事疲れをなくし人生を楽しむ方法について、お伝えします。
それは、たまった感情を吐き出すことなんです。
人間は動物のように自由に生きる必要がある
動物は寝たいと思ったら寝る、嬉しいと思ったら嬉しい、悲しいと思ったら悲しい、それが当たり前ですよね。
でも、仕事で疲れている人は、自分よりも他人を優先しています。
仕事で疲れている人の特徴
- 仕事だから
- 得意先のため
- 社員のため
- 仕事でつらいと感じても休まず笑顔
- 仕事で苦しいと感じても誰にも助けをもとめない
人間も本来は動物のように行動できるはずですが、「本当はこうしたいと思っているのに、回りによく思われないかも・・・」と他人を優先させるために、「私がやりたいからやる」という選択ができなくなっています。
だからこそ、普段溜め込んだ感情を解放してあげることが仕事の疲れを取ってくれるんです。
仕事の疲れの原因!溜まった感情を出す方法
「感情」は出さなければ溜まり続け、大きなストレスを生みます。そのストレスが休んでも仕事の疲れがとれない原因。
仕事の疲れをとるには、溜め込んだ感情を解放する必要があります。
「感情の解放?!それって難しくないの?」
いいえ、難しくありません。紹介する手順に従って行えば、長い人でも30分で終わります。
感情の構造は至ってシンプル。
自分が悲しいと感じたら悲しい、悔しかったら悔しい、ことを感じるだけでいいんです。ただそれだけです。
しかし、そこに私たちが「どうしてそう感じるのか」という理由をくっつけて難しくしてしまっています。
例えば、仕事で得意先に裏切られて、あなたはショックを受けたとします。
本当の感情は「仕事で裏切られて悲しい」です。
しかし、どうして悲しかったのかという理由を考えると、
①約束していたのに裏切られた
②なぜ裏切った?!
③ひどい!
④ 約束を裏切るなんて許せない!
⑤自分は怒っている!
という感じで変化していくんです。
「悲しい」という感情だったはずなのに、いつのまにか「許せない!怒っている!」という怒りになってしまっています。
「怒り」の感情を排出したところで、本当は「悲しかった」わけですから、感情が解放されずに溜まる結果になってしまうんです。
感情を解放する1番重要なポイント
感情を解放するときに1番やってしまう間違いは、感情の理由を探してしまうことです。
「悲しい、つらい、怒ってる」という、感情が沸き上がってきたときに、いつ?、なんで?そう感じたのか?など、感情が沸き上がってきた理由やタイミングを探してしまいがちです。
これはやってはいけません。
感情が沸き上がった理由やタイミングを探さずに、抽象的な表現で感情を感じて上げることが、感情の解放には大切です。
身体の一部が、
「モヤモヤする」
「ザワザワする」
「冷たい」
「トゲトゲしている」
「赤い」
「黒い」
など、これらが、感情の正体です。
このような抽象的な表現こそが感情を感じていることに繋がります。
それでは感情を解放する具体的な方法を2ステップでお伝えします。
仕事の疲れを取る方法:セルフ・コンパッション
仕事の疲れをとる方法として、最新の心理学で「セルフ・コンパッション(自分への思いやり)」という技法を紹介します。
「セルフ・コンパッション」とは、クリスティーン・ネフ博士が考案したトレーニング法で、ネガティブ思考を無理やりポジティブ思考にするのではなく、溜まった「感情」を感じて、感情の解放していくというものです。
ポイント
「セルフ・コンパッション」は「今この瞬間を受け入れて、感じ取れるようにする」ため、
・嬉しいと思ったら嬉しい
・悲しいと思ったら悲しい
・怒っていると思ったら怒っている
といった「感情」を素直に受け入れることに集中します。
その結果、感情が解放されるというわけです。
セルフ・コンパッションで仕事の疲れを癒す2つのステップ
ステップ1:自分の内側に溜まった感情を解放しよう
感情が沸き上がってきたときは、体の感覚にフォーカスするのが「セルフ・コンパッション」の特徴です。
体の感覚にフォーカスすることでネガティブな感情から距離を置いて眺められるようになります。
例えば、あなたが仕事の得意先にメールを送らなければならないとして、なかなか手がつけられないとしましょう。
なんてことない作業なのに、物凄く億劫でやる気にならず少し小脇に置いておきたいとすら思っています。
得意先を待たせるなんて!という葛藤も出ますが、どうにも手がつけられません。
その時に、体のどの部分がどのように反応しているでしょうか?
この反応は個人差があるので、「これが正解!」というのはありません。
人によっては、胸の辺りが真っ黒に染まって重くて苦しい感じがする、と感じるでしょうし、首の辺りがチリチリと熱い、と感じる人もいるかもしれません。
あなたが感じたこと全てが正解です。抽象的な言葉であるがままに感じてみるようにしましょう。これが「感情」が解放されいる状態です。
心地いいものではないので、落ち着かないし、居心地の悪さを感じるかもしれません。きっとあなたの頭は「別の何か」を考えようと必死になって、あなたを誘惑してくることでしょう。
しかし、じっと我慢して「体のどこ」が「どのように反応しているのか」を感じるようにしてください。思考がズレてしまったと気づいたら、思考を体にフォーカスして反応を感じるようにしましょう。
時間が経つにつれて、落ち着かない感じがすーっと消えていきます。それが感情が解放された、ということです。
ステップ2:自分をいたわる時間をつくる
長い間、「感情」を溜め込み続けることは、あなたが想像しているよりも遥かに大変で疲れることです。
セルフ・コンパッションで感情が解放された後は、自分を労ってあげてください。
例えば、
・ずっとやりたいと考えていたけど後回しにしていたことをやる
・いつもより少し奮発して美味しいものを食べに行く
・ゆっくりするのに自然の中に行く
・温泉に行く
・マッサージに行く
などなど、なんでもOK。
自分がやりたいことで、かつ自分を大切にしていると感じられることを行うようにしましょう。
そうすることで、感情が解放されたあとの穴が埋まりますから「幸福感」を感じやすくなります。
セルフ・コンパッションで仕事の疲れを癒した精神科医
実際に、忙しすぎて休む暇もなく仕事に疲れてしまった精神科の医師に、セルフ・コンパッションをやってもらったことがあります。
精神科の医師は、精神的に非常に気を使う必要があり、自分の感情を押し殺して日々仕事をしていた。毎日が楽しくなく、機械のように仕事をこなしている。とおっしゃっていました。
セルフ・コンパッションをやってもらったところ、
「精神科医としてイキイキ働けていたころのことを思い出すことができるようになった。患者さんとの向き合い方を変えられて、診療がしやすくなった。」
と喜んでらっしゃいました。
今では感情を溜め込んでる患者さんにも時々実践してもらっているそうです。
仕事に疲れた人が自分らしくいきいきと生きる方法まとめ
仕事に疲れている人は、感情を溜めこみ過ぎているので、感情を解放する必要性をお話しました。
私が出会ってきた自分らしく生きている人たちは、「今、自分はどう感じているのか?」という動物的な直観に敏感な人ばかり。
楽しい、嬉しい、悲しい、つらいという感情を判断の軸にすることでやりたい・やりたくない事がわかりますし、自分が感じている感情に従って人生を歩んだ方が、仕事もうまくいきます。
シリコンバレーのエリートたちのように「感情」を切り捨ててロボットのように仕事をしていませんか?
私たちは「人間」ですから、「感情」を押し殺すことは出来ても、排除したり、切り捨てたりすることは絶対に出来ません。それどころか、「感情」は出さなければ溜まり続け、大きなストレスを生みます。
仕事での疲れが溜まり、人生を大きく発展させていくことが出来なくなってしまうんです。
まずは溜まってしまった感情を解放させて、仕事の疲れを癒してあげてください。