瀧上 阿珠
たきがみ あじゅ
鑑定歴15年目のタロット占い師、開運研究家。
占いアプリ「神言曼荼羅」「思念降ろし」などの監修を手掛け、リリース初日でランキングの1~4位を独占。国内のみならず海外からも依頼が入り、15年間で延べ3万人以上の鑑定経験を持つ。経営者、医師、弁護士、政治家など多くの顧客を抱え、多数のイベント、メディア取材の実績がある。
経営者の占い師、瀧上阿珠(たきがみ あじゅ)です。
「うまくいかないことが続く・・・」
「大事な商談で失敗した・・・」
気分が落ち込んでいる時は、誰にでもありますよね。
そんな気分が落ち込んでいる時に、おすすめしているのは食事を整えることです。
心と身体は繋がっているので、食事で身体を整えれば気分が回復します。
決して高価な食事が良いわけではありません。
今日は、落ち込み方の症状別におすすめの食事を、陰陽五行の観点からお伝えします。
今の落ち込んだ気持ちがパーっと晴れていきますよ。
落ち込んでいる気持ちが食事で治る理由
病気になると気持ちがうつうつとしてきますし、身体が元気なときはどこまでもやれる気持ちになりませんか?
これは、身体とマインド(心)が繋がっているからなんです。
精神科の診察では、身体機能の検査も行われています。
身体的に問題があった場合でも心に問題が出てくることが医学的にも証明されているんです。
プラセボ効果はご存知ですか?
「これは頭痛によく効く薬ですよ」とお医者さんからビタミン剤をもらって飲むと、本当に良くなってしまうことをプラセボ効果と言います。
ビタミン剤に頭痛に効果がある成分は入っていないはずなのに、頭痛が治ってしまうわけですから、心と身体は繋がっていて相互に作用しあっていることがわかります。
プラセボ効果のお話は、心から身体への作用でした。
心⇒身体の作用があるということは、その逆もあるということです。
身体の影響は心にも影響します。
落ち込んでいる時に食べると良い食事
落ち込んでいる時の特効薬が、とにかく「体にいいもの」を食べるということ。
「体にいいものを食べる」ということは身体を整えるということですから、連動している心も整っていくんです。
「じゃあ、体にいいものであれば何を食べてもいいの?」
というと、そういうわけではありません。
落ち込んでいるというおとは、身体のどこかが弱っているということです。
弱っている時に「油くどいもの」や「激辛メニュー」なんかを食べたら余計に悪くなってしまいます。
ポイントは次の2点
- じんわりと体に沁みこんでいくような食べ物
- できるだけ新鮮なものにする
占い師である私が、落ち込んでいる症状別で食べると良いものをご紹介したいと思います。
症状別!占い師がおすすめする食べ物リスト
気持ちが落ち込んでいるときは、イライラしやすかったり、元気が出なかったり、なんだか悲しくなってきたりますよね。
そんな時は、陰陽五行のうちのどれかのバランスが崩れている証拠です。
陰陽五行とは、人間の体は木・火・土・金・水の5つのエネルギーで構成されているという思想のことで、バランスが大切と言われています。
隣り合う属性が強すぎても弱すぎてもダメなんです。
陰陽五行のバランスの例え
「火の属性」が強かった場合、隣にいる「土の属性」を助けるので「土の属性」は沢山増えます。
しかし、「火の属性」は「金の属性」を燃やして溶かしてしまうので減らします。
「金の属性」は「土の属性」に助けられて増えますが、「火の属性」の方が強いのでそこまで増えることができません。
「土の属性」は「水の属性」を汚すので、「水の属性」を減らしてしまいます。
そして、「金の属性」は「木の属性」を切り倒してしまうので減らしてしまうので、全体的な五行のバランスが崩れてしまうということなんです。
イライラしているときにおすすめの食事
イライラしている時は陰陽五行の「木の属性」が弱っている証拠です。
木の属性の機能
- 新陳代謝のコントロール。栄養分を運び、老廃物を回収する
- 血液の蔵血機能や血液量の調節機能を司る
- 筋腱、筋膜、じん帯、爪、目の機能を調節する
- 諸器官の機能調節を行う
- 情緒の安定などの自律神経に関与する
「木の属性」を活性化するためには、「苦みのあるもの」を食べるといいと言われています。
これからの季節の山菜、春菊、たけのこ、ホウレンソウ、小松菜、ニラなど、を積極的に取ると良くなります。
イライラしている時におすすめ「春菊とパルミジャーノのサラダ」
このサラダは、「木の属性」を活性化するために良いと言われるものを沢山食べられますからおすすめ。
材料
・春菊
・パルミジャーノ
・塩・こしょう
・ごま油
作り方
1.春菊をちぎり、水で洗う
2.水気を切ったらボウルに移し、パルミジャーノを削り入れる
3.塩・こしょうとごま油を回しかけたら完成
元気が出ないときにおすすめの食事
気力がないときは「水の属性」が弱っている証拠です。
水の属性の機能
- 生命エネルギーの貯蔵庫
- 全身の成長と発育を促進する機能を持つ
- 排卵や月経、精子、妊娠などの生殖機能を司る
- 体内の水分を管理して尿を排泄する(泌尿器系)
「水の属性」を活性化するためには、「黒いもの」を食べるといいと言われています。
牡蠣やすっぽん、黒豆、黒ゴマ、キノコ類、エビ、昆布を積極的に食べるようにしましょう。
元気が出ないときにおすすめ「牡蠣鍋」
牡蠣鍋は、「水の属性」を活性化するために良いと言われるものを沢山食べられますからおすすめです。
できるだけ牡蠣とキノコ類をたっぷり入れて作るようにしましょう。
訳もなく悲しいとき
なんだか訳もなく悲しいときは「金の属性」が弱っている証拠です。
金の属性の機能
- 呼吸器系の機能を司る
- 皮膚や鼻、喉、気管支、肺臓などをコントロールする
- 感染症などを防ぐ免疫機能を持つ
- 体内の水分の調節を図る体液代謝機能を持つ
- 毛穴の開閉や発汗による体温調節機能を持つ
「金の属性」を活性化するためには、「甘いもの」や「胃腸の働きを良くするもの」を食べるといいと言われています。
米、ハト麦、鶏、大豆、ニンジン、リンゴなどを積極的に食べるようにしましょう。
訳もなく悲しいときにおすすめ「参鶏湯(サムゲタン)」
参鶏湯(サムゲタン)は「金の属性」を活性化するために良いと言われるものを沢山食べられますからおすすめ。
自分で作ってもいいですし、お店に出かけて食べても良いでしょう。
外食が続いたときは心のバランスを崩す可能性があるので要注意
外食は油くどいものが多いので、身体が悲鳴をあげている場合があります。
その身体の悲鳴が、心に届くと気持ちが落ち込んでしまいます。
「そういえば外食が続いていた!」と思い当たる人がいたら、「プチ断食」がおすすめです。
「プチ断食」というのは、朝だけ、昼だけという形で食べない時間を作るというものです。
断食する時間は固形物は食べずに、水やお茶を飲むようにし、コーヒーなどは避けましょう。
少し食べない時間を作るだけでも、身体が整いますのでおすすめです。
落ち込んでいる時こそ食事が大切:まとめ
落ち込んでいる気持ちを、身体からサポートする食事のとり方をお伝えしました。
- イライラしているときは、「苦みのあるもの」
- 元気が出ないときは、「黒いもの」
- 訳もなく悲しいときは、「甘いもの」や「胃腸の働きを良くするもの」
を食べて、ゆっくりされてくださいね。