【神社とお寺のご利益の違い】3万人を鑑定した占い師が教えます

Dragon

経営者を中心に占いをしている瀧上阿珠(たきがみ あじゅ)です。

 

今日は、神社とお寺のご利益の違いってあるんですか?どういう時に、どちらの神様をお参りすればいいのか分かりません」というご質問を頂きましたので、回答します。

 

一般の人は、神社は初詣や七五三、お寺は、お墓参りや除夜の鐘ということ以外、どちらにどんなご利益があるのか違いを理解している人は少ないかも知れませんね。

 

結論は次の通りです。

  • 神社とお寺の違いは「宗教」がそもそも違う
  • 神様の得意、不得意でお参りする場所は決める

日本人は、神社とお寺にどちらも行く機会があるので、違いを意識することは少ないと思います。

 

神社とお寺の違い、神社とお寺のご利益の違いをお伝えします。

 

神社とお寺の違いは、宗教の違い

神社は「神道(しんとう)」という宗教、お寺は「仏教」という宗教です。

 

そもそも「宗教」というのは、それぞれの神さまの教えを信仰することを言いますから、神社とお寺では「教え」が違うということなんですね。

 

本当は、キリスト教とヒンズー教ほど信仰の対象が違うのですが、日本人は神社とお寺にどちらも行くのでこんがらがってしまうのも、仕方ありません。

 

神社「神道(しんとう)」の教えとは?

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「神道(しんとう)」を開いたのは、「天照大神(あまてらすおおみかみ)」という神さま。

じつは「神道(しんとう)」には明確な経典がありません。

 

「稲穂を育てることから、自然の摂理や生き方を学びなさい」という概念のようなものが教えです。

 

稲などの作物は育つにつれて、生えた雑草に栄養を取られたり、日照りが続いて危機に陥ったりと色んなことが起こります。

 

時に雑草を抜いたり、水をあげたりして稲が育つのを助けてあげる必要もある。

 

世の中には「善いもの」のみならず「悪いもの」もあるが、
それは必要なことだし、自然の摂理の中で助け合って生きるということを体現しなさい

 

ということが、「神道(しんとう)」の教えです。

 

神社「神道(しんとう)」における死後の概念

「死んだ人は山や田んぼ、海に宿って子孫のために働いてくれる」という概念を神道はもっています。

 

お宮が建っている場所は、昔、そういった祖先の魂が宿る聖地だった場所なんです。

 

そうして祖先の魂を祀ることで、子孫を繁栄させてくれるようお願いできる場所を作ったんですね。

 

お寺「仏教」の教えとは?

仏教を開いたのは「お釈迦様」という仏様。

 

仏教の教えというのは、基本的には「因果応報」です。

 

人生には、色々な楽しみや苦しみが起きます。

善いタネをまけば、幸せな運命が現れ、悪いタネをまけば、不幸や災難が引きおこされる。

 

だから、少しでもよりよい未来を生み出せるように悪い行いをやめて、善い行いをしよう。
というのが仏教の教えです。

 

お寺「仏教」における死後の概念

「死ぬまでの自分の行いによって死後の世界が決まる」という概念になります。

 

簡単に言うと、「善いこと」をたくさんした人は極楽に行けて、「悪いこと」をたくさんした人は地獄に行くということです。

 

死んだ人が少しでも良いところ(極楽)に行けるように、生きている人たちが「供養」という「感謝」を送ることによって、死んだ人が生前に行ってきた罪を軽くすることが出来るんですね。

 

だから、私たちはお墓参りや法事などで先祖供養をしているというわけです。

 

神社とお寺のご神仏の違い

神社の神さまの考え方

もともとのルーツは私たちの祖先です。

 

  • もっと業績を伸ばしたい
  • 経営不振から持ち直したい
  • この大きな取引を上手くいかせたい

というお願い事をすると「子孫が困っているから一肌脱ごう!」と頑張ってくれます。

 

私たちのルーツの神さまなので、節目節目のお参りの際やお礼参りの際などに「日頃の感謝」を伝えることで、祖先である神さまも喜んでくれますからオススメです。

 

ただし、神さまによってはお願い事の得手不得手があるので、注意が必要です。

 

 

お寺の仏様の考え方

仏様が一番目的にしていることは「生きている人間たちの苦しみを取ること」です。

 

そのため、

  • 売上が下がっている
  • 良い取引先に恵まれない
  • 後継者が見つからない

そんな悩みの解決をお願いすると「その苦しみを取ってあげよう」と動てくれます。

 

お願い事でお寺を頼る経営者さんは少ないようですが、仏様はほとんどのお願い事に対応できるくらい万能なので、どの仏様をお参りされても大丈夫です。

 

お願いをしたら必ず、ご報告とお礼には伺うようにしましょう。

 

そうすることで、仏様とのご縁が強くなります。

 

お宮参りや厄払い、人生の節目の行事は神社とお寺どっちに行ったらいいの?

じつは、ほとんどのことは神社でもお寺でも対応してくれるんです。

 

よく神社ではお葬式はしないという話を聞きますが、神社でもお葬式はします。ただし、境内で行うことはせずセレモニーホール等で行うことがほとんど。

 

神社とお寺で若干名称が違うものもあるので、その辺りも含めてまとめてみました。

 

行事 神社 お寺
結婚式
(神前式)

(仏前式)
お葬式
(神葬祭)
厄払い
お宮参り
(お初参り)
七五三
地鎮祭

 

神社は「供養」の概念がないので、先祖供養や水子供養などはお寺じゃないと請け負ってくれません。

 

「供養」を望む場合は、お葬式はお寺にお願いするようにしましょう。

 

厄払い、お宮参り、地鎮祭などをお寺に依頼される場合、対応できるお寺の宗派が限られます。

 

ご祈祷を請け負ってくれるところであれば対応してくれますが、まずはお寺にお問い合わせください。

 

占い師が教える神社とお寺の違いまとめ

  • 神社とお寺の違いは、宗教の違い
  • 神社は神道
  • お寺は仏教
  • 神道の教えは、稲穂を育てることから、自然の摂理や生き方を学びなさい
  • お寺の教えは、因果応報
  • 神さまは、願い事の種類によって得手不得手がある
  • 仏さまは、どんな願いでも聞いてくれる
  • 供養以外は、神社、お寺どちらでもやってくれる

いかがでしたでしょうか?

 

改めて、神社とお寺の違いは?と聞かれると、はっきり答えられない人も多いと思います。

 

日頃のお参りの参考にしてくださいね

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