【後継者とベテラン社員との関係性】事業承継後に1番たいせつなこと

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経営者を占っている瀧上阿珠(たきがみ あじゅ)です。

 

ある調査によると、事業承継で引き継いだ後継者の悩み第1位が、ベテラン社員との関係性だそうです。

 

後継者が、先代のときからいるベテラン社員に足をひっぱられて、事業がダメになっていく話はときどき耳にしますね。

 

事業承継するタイミングで、後継者が残すべきベテラン社員を決めておくのは、今後の経営にとって重要なこと。

 

大切なポイントは、後継者とベテラン社員との相性です。

 

いくらご自身との相性が良い社員であっても、後継者と相性が悪いとどうしようもありません。

 

事業承継をするのは後継者の方なので、後継者を最優先で考えてあげた方が良いと思います。

 

後継者の苦悩、第1位!ベテラン社員との関係性をどうしたらいいのか

弁護士の藤村さん(仮名、36歳、男性)は、「ボスから事業承継をしてもらえるのかどうかをみて欲しい。」と相談に来られた方です。

 

 

「もし、事業承継をすることになった場合のベテラン社員との関係性を見てもらいたい。」と引き続き鑑定をした事例をご紹介します。

 

事業承継して上手くいくかどうかのキーパーソンが、ベテラン社員だとわかっていらっしゃるのがさすがですね。

 

藤村さん 事務所を承継する場合、ボスの秘書的ポジションでベテランの社員さんがいらっしゃるのですが、その方は残って頂いた方がいいのでしょうか?

 

 

今回のカードの意味

出たカードは「隠者」の逆位置・・・「こだわりが強くて偏屈」そんな感じの意味合いになります。

 

瀧上 鑑定の結果をみると、このベテラン社員の方は四角四面な方です。

ご本人の仕事のやり方やルールが決まっているので、そこから外れたことは絶対にやらないタイプ。

そのため、藤村さんは臨機応変に対応してくれないこのベテラン社員さんにフラストレーションを感じてしまうと思います。

ただ決定的に合わないというわけではなく、仕事は丁寧にこなしてくれる社員さんなのでキチンとしなければならない仕事はお願いできると思います。

その代わり、別でもう一人、臨機応変に立ち回ってくれる方を雇う必要があります。

 

藤村さん なるほど。適材適所ということですね。

今、事務所に3人いるんですが、1名の社員は残り1年と期限が決まっているんですが、この方を残した方がいいのでしょうか?

 

鑑定風景

今回のカードの意味

出たカードは「金貨キング」・・・「堅実で誠実な人」という意味合いになります。

 

瀧上 藤村さんとは合うタイプの社員さんなので、残って頂いても良いと思います。

お仕事面は堅実なタイプの方ですが、プライベートでは無邪気な一面もありますね。

 

藤村さん 確かに仕事は堅実にこなしてくれる方なので残っていただいてもいいなと思っていました。

ご本人の意思次第で決めようと思います。

 

瀧上 はい。それで良いと思いますよ。

 

*ご本人から許可を得て、プライバシーに配慮するため一部設定を変更して掲載してます。なお、カードの読み方は相談内容や相談者の状態によって異なる場合があります。

 

後継者がスムーズに引き継げるように

義理がアダになった瞬間を何度も目撃しました。

 

  • 年商5億の会社を乗っ取られる。
  • ベテラン社員の仕向けで社員全員が辞めてしまう。
  • 取引先との関係がギクシャクしてしまう。

 

先代も後継者も、ベテラン社員の方も、誰も望んでいない結果にたどりついてしまうことがあるんです。

 

気になる方は、プロにご相談くださいね。

 

-人間関係, 鑑定事例