年越しの大祓で邪気払い!大みそかの開運行事

瀧上 阿珠
たきがみ あじゅ

鑑定歴15年目のタロット占い師、開運研究家。
占いアプリ「神言曼荼羅」「思念降ろし」などの監修を手掛け、リリース初日でランキングの1~4位を独占。国内のみならず海外からも依頼が入り、15年間で延べ3万人以上の鑑定経験を持つ。経営者、医師、弁護士、政治家など多くの顧客を抱え、多数のイベント、メディア取材の実績がある。

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あなたは「年越しの大祓」という神事をご存知でしょうか。

「大祓(おおはらえ)」とは、日常の中で溜まった穢れや災い、犯した罪や過ちなどを清める儀式のことをいいます。

この儀式は、平安時代にも行なっていた記録があり、古来より続く日本の文化に根付いた神事です。

神社では年に二回、「夏越の大祓」と「年越しの大祓」を行なっています。

「夏越の大祓」は6月に行います。また「年越しの大祓」は12月に行います。

「年越しの大祓」で旧年の穢れや罪を清め心身を綺麗に整えた上で、新しい年を迎え、初詣をすることが開運の秘訣と言われています。

この記事では「大祓」のなかでも、「年越しの大祓」の意味ともたらす、ご利益について解説しています。

旧年の穢れや過ちをリセットして、スッキリとした心で新しい一年を迎えましょう。

 

年越しの大祓とはどんな行事!?

年越しの大祓は12月31日に執り行われる行事のことです。

一年を過ごす中で溜まった罪や穢れを落とし新しい年をむかえるために行います。

神道では、生きていく中で犯してしまう過ちや、罪を「穢れ」といいます。

この「穢れ」という状態は、生きるエネルギーを失っている状態のことなので、その「穢れ」を払う必要があると考えられてきました。

「大祓」をおこなうことで「穢れ」を祓い、心身を清めることで、心と体にエネルギーが満ちてくるのと信じられてきたのです。

心がクリアになると、自分の本当の気持ちや望んでいることがわかりやすくなります。

「大祓」で、半年に一度の穢れを清めるのと同時に、これまでの自分を振り返ってみてください。

次の年に向けての目標や叶えたい願いなどがより明確になるでしょう。

 

年越しの大祓の行い方

「年越しの大祓」は大晦日の日に、「年越しの大祓」や「大祓祭」、「大祓式」といった名称で、神社で開催されています。

12月に入ると、神社では人形(ひとがた)を用意しています。

この「人形」は人の形に切られた紙のことで、この紙に氏名や年齢を書き入れ、両腕、胸を人形でこすり、最後に息を吹きかけます。

こうすることで、その人の穢れが人形にうつるのです。

この人形は、初穂料と一緒に神社の社務所に持っていきます。

初穂料の金額は決まってはいませんが、500円〜3000円程度をお渡しするケースが多いようです。

神社のホームページや社務所に記載があれば、その通りにお納めしましょう。

また、当日の神事は参列できる場合と、限られた人数で行う場合と神社によって異なるので、神社の公式ホームページ等で調べてください。

年越しの大祓の時に良いとされる食べ物は特にありませんが、大晦日には年越しそばを家族で食べて、新しい一年を迎える方も多いのではないでしょうか。

年越しそばは、他の麺類と比べて切れやすいので、「今年一年の災厄を断ち切る」という意味もあるそうです。

神社に年越しの大祓に行ったあと年越しそばを食べるなどして、運気を上げる行動をセットで行うのも良いですね。

大晦日はすることも多くあっという間にすぎてしまいますが、次の年を明るく迎えるためにも是非、「年越しの大祓」をおこなってください。

 

年越しの大祓 まとめ

  • 年越しの祓は年に二回ある「大祓(おおはらえ)」のうちの1つ
    • 年越しの大祓いと新年の初詣とあわせて行うことで、よりご利益が増す
      • 「年越しの祓」は12月31日に神社に参拝して行います。

        年越しの大祓は、自分の身代わりとなる人形を神社に収めてお祓いをしてもらうというもので、簡単に行うことができます。

        心と体を清めてスッキリとした気持ちで新年を迎えましょう。

         

        -季節の行事