【商売繫盛の恵比寿さんへのお参りタイミング】1月よりも開運できる日

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瀧上 阿珠
たきがみ あじゅ

鑑定歴15年目のタロット占い師、開運研究家。
占いアプリ「神言曼荼羅」「思念降ろし」などの監修を手掛け、リリース初日でランキングの1~4位を独占。国内のみならず海外からも依頼が入り、15年間で延べ3万人以上の鑑定経験を持つ。経営者、医師、弁護士、政治家など多くの顧客を抱え、多数のイベント、メディア取材の実績がある。

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1月に恵比寿さんを商売繫盛のためにお参りする経営者の方は多いと思いますが、11月に恵比寿さんをお参りする方は少ないと思います。

じつは、11月に出雲に八百万の神が集まる中、恵比寿さんをお参りするとご利益が大きくなるんですよ。

旧暦10月(現代の11月)、神無月は神さまが出雲に集まるので、「神が無い月」ということを前回の記事でお伝えしました。

じゃあ「神無月」には出雲以外に神さまはいなくなってしまうの?というと、そうではありません。

商売繫盛で有名な神さま、恵比寿さんは、11月も留守神さまとして、地域を守るお役目を引き受けてくれています。

出雲にいけない!と言う方は、11月は恵比寿さんにお参りされてみてはいかがでしょうか?

11月の恵比寿神社は、「えびす講」というお祭りも行われていて、お参りするにはオススメです。

神無月の留守神さまが、商売繫盛の恵比寿さまの理由

神さま全員が出雲に行ってしまうと、守りが手薄になってしまいます。

鹿島神宮には、神無月に起こった地震は「地震を起こす大なまずを鎮める鹿島の神が出雲に出向いて留守だったために起きた」という伝承が残っているほど。

だから、「留守神」と呼ばれる留守番をする神さまがいるんです。

「留守神」として有名なのは「恵比寿」さん。

なんで恵比寿さんなのかというと、恵比寿さんは商業漁業の神としてのみならず、農業神として信仰を集めた神さまなので、個人宅でも祀っているところが多かったんです。

そのため、恵比寿さんが「留守神」を買って出てくれたというわけです。

そもそも恵比寿さんってどんな神さま?どんなご利益があるの?

恵比寿天は、七福神の中でも唯一の日本古来の神様で、豊漁の神として右手に釣り竿、左手には鯛を抱えたお姿をしています。

鯛を釣り上げた姿をしていることから海や水に関する守り神であり、海上交通安全、漁業のご利益はもちろんのこと、

水は流れを意味することから、情報サービス、貿易などの守護と安全、繁盛などのご利益がある神さまとして信仰を集めているんです。

商売繁盛の神さまとしても有名な恵比寿天ですが、それは大漁の神さまであることから、

大漁 = たくさん採れる、たくさんお金が入ってくる

というところから商売繁盛、金運上昇などのご利益もあると言われています。

 

恵比寿天の持つご利益を合わせると、

  • お金の流れを良くしてくれる
  • 仕事や縁談、相談相手などの良い話を運んできてくれる
  • 物事の流れを良くしてくれる
  • トラブルやもめ事が上手くおさまる
  • チャンスをつかめる

そんな後押しを得ることが可能!

なんだか流れが悪くて困っていて、早くいい流れに切り替えたい!!という方に特にオススメの神さまなんです。

留守番をしてくれる恵比寿さんに感謝する「えびす講」というお祭り

「えびす講」は、出雲に赴かない「留守神」とされた恵比寿さんに1年の無事を感謝し、五穀豊穣、商売繁盛などを祈願するお祭りのことです。

この日にお参りに行くことで、普段以上のご利益があると言われています。

えびす宮総本社「西宮神社」の「新嘗祭」 

えびす宮で一番大きなお宮として有名なのが「西宮神社」です。

西宮神社の大祭というと新年に行われる「十日えびす」ですが、この時には「今年1年も上手くいくようによろしくお願いします」とお願いしますよね?

その時のお願いがどうなったのか、無事に過ごすことができているのか、というご報告をするのが、「新嘗祭」というお祭りです。

「十日えびす」と「新嘗祭」はセットになりますので、「十日えびす」に行かれた方は是非お参りされとよりご利益が得られますのでオススメです。

参考

えびす宮総本社「西宮神社」Webサイト:https://nishinomiya-ebisu.com/

晩秋に行われる花火大会「長野えびす講煙火大会」 

善光寺門前にある「西宮神社」の祭事の一つがこの花火大会です。

善光寺の商人たちの信仰を集めた「西宮神社」のえびす講は、近郊農家の冬支度の買い出しと重なって大変賑わい、明治以降は長野市全市で大売出しが行われるようになりました。

この大売出しの景気づけとして始まったのが「長野えびす講煙火大会」なんです。

「西宮神社」の拝殿前には銭洗いえびす「およべっさんの銭洗い」があます。

この水でお金を洗うことで恵比寿さんのご利益が移った「清め銭」になるんです。

清め銭を商売ごとで活用したり、お守りとして生業に励めば「商売繁盛」のご利益がいただける開運グッズになります。

風水的には打ち上げ花火は邪気を払い、金運を上げるものだと言われています。

1年の無事を感謝し、来年の商売繁盛の祈願に「西宮神社」の参拝と花火大会をセットで楽しまれると良いでしょう。

参考

西宮神社Webサイト:http://www.nagano-ebisu.jp/
長野えびす講煙火大会Webサイト:http://www.nagano-cci.or.jp/ebisukou/

瀧上の豆知識

兵庫県西宮市のえびす宮総本社「西宮神社」から御霊分けされたのが善光寺門前にある「西宮神社」です。
長野県の「西宮神社」では1月19日~1月20日の2日間に「初えびす」が行われます。この時に出されるのが「御種銭」というもので、初えびすに恵比寿さんから100円玉を1年間借り、これを商売に活用することでご利益を受けるもの。翌年の初えびすには2倍にして神社に返すというのがルールになります。

恵比寿さまへのお参りをさらにご利益がもらえるようにする方法

「お酒」は神さまにとって最高のご供物になります。

1年の感謝と来年の祈願をされるのであれば、「お酒」を持っていくことでよりご利益をいただけます。

日ごろの感謝の意味も込めて持って行くようにしましょう。

「のし」は必要?

お酒には必ず「のし」をつけてもらうようにしてください。

「のし」は神社の場合も、お寺の場合も「奉献」で構いません。

ご自身のお名前か、会社の名前を書くようにしましょう。

どこに納めればいいの?

神社の場合は社務所、お寺の場合はお守りが売っているところで「お酒をご奉納させて頂きたい」ということを伝えましょう。

※ご祈祷を受け付けているところで受け取ってくれることが多いです。

商売繫盛の恵比寿さんへのお参りまとめ

11月は、神無月と言われ、八百万の神さまが、出雲に出かけてしまっています。

そんな中、留守を守ってくれているのが恵比寿さん。

商売繫盛を願う経営者の方は、1月だけでなく11月も恵比寿さんにお参りされてはいかがでしょうか?

-神さま・仏さま