経営者を中心に占いをしている瀧上阿珠(たきがみ あじゅ)です。
このブログを読んでくださる方は、事業承継を行う社長さんが多いと思います。
先日も、事業承継の悩みを占って欲しいとご依頼された社長さんの事例を紹介しました。
事業承継の相談事例
実は、事業承継をする社長さんだけでなく、事業承継をされる人からも占いを依頼されます。
本当に事業承継してくれるのだろうか?
いつ事業承継をしてくるのだろう?
事業承継した後はやっていけるのだろうか?
心配になりますよね。
事業承継をされる方のお悩みを知る機会は少ないと思いますので、ぜひ読んでみてください。
事業承継の占い事例【滋賀の弁護士の藤村さん】
藤村さん なかなかボスが事業承継してくれないんです。
渋い顔をしながら、滋賀で弁護士をされている藤村さん(仮名、36歳、男性)が口を開きました。
藤村さん 私が所属している事務所のボスが80歳くらいなので、「事務所を藤村くんに承継していきたい」という話になっています。
最初はボスも3年くらいで辞めると言っていました。
2年ほど経った時に「まだ2~3年出来そうだから、まだ続ける」と言い始めて事業承継する時期が伸びています。
瀧上 事業承継のタイミングが最初の予定よりも伸びているんですね。
藤村さん はい。そうなんです。そこをどのようにして事業承継していけばいいのか・・・そもそも事業承継することがベストなのか悩んでしまって・・・もしも事業承継するのであれば、少数精鋭で私に頼めば何でも解決してくれる事務所にしたいと考えています。
瀧上 わかりました。まず事業承継するべきかどうかを鑑定します。
今回のカードの意味
未来に出たカードは「金貨10」の逆位置・・・正位置であれば「承継できる」という意味にはなりますが、今回は逆に出たので意味も真逆になってしまいます。
そしてボスを意味するカードが「法王」の逆位置で、これがどうにも引っかかったんです。
瀧上 この方はなかなか辞めないと思いますよ。そもそも、ボスの方と方針が合わないのではないですか?
藤村さん やっぱり辞めませんか・・・
事業承継が2~3年後って言われていたので、勉強かと思って言われた方針をそのままやるんですが、納得はしていません。
ボスとの方針が合っているか合っていないかで言えば、合っていないと思います。
瀧上 現状は3年という形でリミットを切られているから、「それ以降は自分の好きなようにやれる」と我慢できている状態なんです。
しかし、その状態がずっと続くとなると「独立」という方向に進んでいかれるのではないかなと思います。
藤村さん 実は、現状の方針のまま事業承継されたら困ると考えていたんです。
ちなみに、ボスはどれくらい君臨しそうですか?
瀧上 かなり長い間いらっしゃると思います。恐らく、「あーもうダメかもしれないな」と言っていると思ったら、数年後に「まだまだいける!」と言い始めたりして、そのサイクルがずっと続いていくような感じです。
藤村さん 確かに、1年前に「もうダメだ」と言っていたと思ったら、翌年には「まだまだいける!」と言い出して、事業承継のタイミングが伸び伸びになっています・・・
でも、顧問との関係性も出来てきていて、「独立」となるとそれを全て捨てて出なければならないんです。
その辺りも踏まえて何を取るかなんでしょうか?
瀧上 藤村さんとして「自分は2番手でもいいから、この事務所に骨を埋めよう」という気持ちになるのであれば、今のまま続けていかれてもいいでしょう。
そうではなくて、「自分の城を持ちたい」という気持ちがあるのであれば、少しずつでも準備を始めるべきだと思います。
ご自身は3年くらいは今のまま行くしかないなと感じているかもしれませんが、このボスの方は向こう10年は辞めません。
藤村さん 10年もですか!?
瀧上 そうです。ご自身の中で、「3年経って変わらなかったら考えよう」とリミットを切っているところがあるはずです。
残念ながら状況は変わらないので、3年後に自分の方向性をどうするのか改めて考えた方が良いと思いますよ。
藤村さん 現状のボスの顧客を捨ててまで「独立」した方がいいんでしょうか?
瀧上 「独立」しても失敗するとは出ていないので問題ありません。
ただし、今の状態ですぐ「独立」は考えてはダメです。顧客の中で藤村さんをいいなと思っている方が何人かいらっしゃるように見受けられます。
そのため、今のうちにコミュニケーションを密に取って事前準備をされていった方が良いでしょう。
準備期間に5年は必要だと出ていますから、「独立」されるのであれば5年後にしてください。
藤村さん ありがとうございます。方針が見えました。失礼ながら、来るまでは占い師相談して大丈夫だろうか?と思っていたのですが・・・(笑)
瀧上 そういう方良くいらっしゃいます(笑)
藤村さん そうなんですね(笑)いやぁでも来てよかったです。今までモヤモヤしていたものが取れてスッキリ仕事に取り組んでいけそうです。
藤村さんは、来た時よりも軽やかに帰っていかれました。
その後、「事業承継するにしても独立するにしても、実力をつけることが先決!ということで、精力的に活動できている。」と、教えていただきました。
*ご本人から許可を得て、プライバシーに配慮するため一部設定を変更して掲載してます。なお、カードの読み方は相談内容や相談者の状態によって異なる場合があります。
事業承継の悩み相談
ご相談いただいた藤村さんは、事業承継を扱う弁護士さんです。
でも、「自分ではどうにもならない。悩みだった。」とご相談に来てくださいました。
事業承継の悩みは、既に課題が具体的になっている場合と、なっていないケースがあると思います。
事業承継の具体的な手順などは、弁護士やコンサルタント、公認会計士などの専門家に頼ること正しい。
でも、今回のケースのように、
- 事業承継されるべきなの?
- いつ引き継いでくれるの?
- 今までいた社員はどうしたらいい?
- 誰に事業承継したらいい?
- 会社に残るべき?キッパリと去るべき?
など、専門家に相談できない内容は、占い師が得意なんです。
モヤモヤ悩んで、適切なタイミングを逃す。後継者と考えていた人が出ていってしまう。
なんてことになったら大変です。
事業承継で悩みを抱えている方は、プロにご相談ください。