経営者の占い師、瀧上阿珠(たきがみ あじゅ)です。
「きつい仕事はしていないのに、なんでこんなに疲れているんだろう?」
ふとそんな風に思うことはありませんか?
知らず知らずのうちに人に気を使って、気疲れしてしまっているのかもしれません。
その気疲れの原因は、自分でない自分を演じてしまっている。
思い当たることはありませんか?
私たちは知らず知らずの間に相手に合わせた自分を演出しています。
- 仕事人としての自分
- 親としての自分
- 友達としての自分
- 子供としての自分
無意識に切り替えているので、ほとんどの人が気づいていませんが、「自分らしくない」ことの蓄積が気疲れを生み、仕事のパフォーマンスが下げています。
今日は、多くの経営者の気疲れを解消してきた瀧上阿珠が、たったの2日で気疲れを解消する方法をお伝えします。
仕事の気疲れを招く情報化社会
気疲れの原因は、「自分でない自分を演じてしまっている。」可能性をお伝えしました。
更に、私たちは日々、仕事やSNS、ネットニュースなど膨大な量の情報にさらされています。
1日に処理すべき情報量は増え、なかなか心休まる時間を持てません。
一昔前までは、自分でない自分を演じていても、リセットする時間を持てました。
しかし今は、自ら情報を断ち切らないと情報の海に飲み込まれてしまうほど、処理すべき情報が増えています。
SNSやTVから流されてくる情報は、不安や恐怖、他人との比較を煽るものばかり・・・
そんな状況下で、 色んな自分になり切るわけです。
気疲れしない方がおかしいですよね。
気疲れをほっておくと、仕事のパフォーマンスが大きく下がって、こんなの自分らしくないと精神的に追い詰められたりしてしまうこともります。
そんな気疲れを解消する、成功者たちが進んで行う方法をお伝えします。
仕事の気疲れや2日で解消する方法
仕事の気疲れを2日で解消する方法は、一人旅をすることです。
1日に処理する情報量が多い成功者たちが、定期的に「一人旅」をしていることをご存知ですか?
SHOWROOMの前田裕二社長もよく一人旅をするそうですが、美川憲一さんとの対談記事でこんな風に言っていました。
一人旅をしてみて、一人旅をすることで、自分の奥深くにある価値観と真正面に向き合えると感じたんですよ。
ペルーではマチュピチュと言われる遺跡に行ったのですが、半日くらい、マチュピチュ村で予定が空いていたタイミングがあったんです。
その時、もし一緒に友達がいたら、何しようかってお互い相談しながら決めてしまうので、自分の本当の価値観が見えてこないと思うんですけど、一人だと全ての行動を自分が決めるわけなので、「あ、自分はこんなことが好きなんだな」って再確認できるんです。
(スタンダードジャパン 美川憲一×前田裕二 特別対談より)
成功者たちが家族や友人とではなく、あえて一人旅をするのは「自分らしい状態になること」が目的。
冒頭で私たちは知らず知らずの間に相手に合わせた自分を演出しているとお話ししました。
友人や家族とではなく、あえて「一人旅」をすることで
- 仕事人としての自分
- 親としての自分
- 友達としての自分
- 子供としての自分
という演出していた自分から、一時的に切り離すことができ「リセット」することができます。
気疲れをとる一人旅をするためには、日常生活とは切り離した空間に身を置くことが最大のポイント。
雑念や無駄な思考のキッカケを排除することができるので、「”今ここ”に集中できる環境」を作ることができます。
”今ここ”に集中するを気疲れが解消される
”今ここ”に集中している状態というのは、雑念を持たず、リラックスしてただ今だけに集中して研ぎ澄まされている状態です。
スポーツ選手が絶好調の時に「ゾーンに入った」という言い方をすることがありますが、その状態に近いと考えるとわかりやすいかもしれません。
無理していないのでストレスもありませんし、最も自分の力を発揮できる状態でもあるわけです。
これを仏教では「無我の境地」と言います。
無我の境地とは?
雑念を排除し、完全にものに執着しなくなった心持ちのこと。自己というものを無の境地に至らしめること。(Weblio辞書より)
簡単に言うと、雑念や無駄な思考のない自分自身の静かな中心に身を置いている状況のことを指します。
この状態に至ると、リラックスしているのに感覚は鋭くなり、それまで振り回されていた漠然とした不安感がなくなり、精神的に安定した自分になることができるんです。
”今ここ”に集中する効果
1.情報の要否がクリアに考えられる
考えていることに飲み込まれることなく、それをただ観察する時間を持てるので、今考えていることは必要か否かが判断できるようになります。
2.洞察力、直観力、創造力が高まる
雑念を捨てて今この瞬間に深く集中していくことを繰り返していくことで、結果様々な能力が発揮されやすくなります。
3.浄化されストレスが解消される
交感神経と副交感神経のバランスが整い、体の緊張も緩和されていくため、深いリラックス効果が得られます。
気疲れを効果的に解消する一人旅のポイント
気疲れを取る、”今ここ”に集中するための一人旅をするためには
- 1度も行ったことがない場所に行く
- とにかく1人の時間を持つ
ことです。
1度も行ったことがない場所に行くことで、誰でもない自分を演じる必要はありません。
更に、1人の時間を持つことで、前田裕二社長の言う「自分の奥深くにある価値観と真正面に向き合う」キッカケになってくれます。
そうすると自然と気疲れが取れてきます。
一人旅でどうしようもない「不安」にかられてしまったら
まれに一人旅をしていると、どうしようもない不安にかられる人がいます。
それは、あなたの中に抑圧された感情があるのかもしれません。
「自分の奥深くにある価値観と真正面に向き合う」という行為は、自分の内省をするということですから、日頃から我慢していたり、感情を押し殺していたりしている人は、強い抵抗感を感じるんです。
一人旅で感じる不安を解消するためには、感情を解放する必要があります。
「感情を出す」という言葉にもある通り、「感情」は出さなければ溜まり続けます。
「感情の解放って時間がかかるものじゃないの?」と、不安に思う人もいるかもしれませんね。
安心してください。感情解放は30分で行うことが出来ます。
ステップ1:感情を解放する
感情の構造は至ってシンプルで、自分が悲しいと感じたら悲しい、悔しかったら悔しい、ただそれだけなんです。
しかし、そこに私たちが「どうしてそう感じるのか」という理由をくっつけて難しくしてしまっています。
例えば、仕事で得意先に裏切られて、あなたはショックを受けたとします。
本当の感情は「仕事で裏切られて悲しい」です。
しかし、どうして悲しかったのかという理由を考えると、
①約束していたのに裏切られた
②なぜ裏切った?!
③ひどい!
④ 約束を裏切るなんて許せない!
⑤自分は怒っている!
という感じで変化していくんです。
「悲しい」という感情だったはずなのに、いつのまにか「許せない!怒っている!」という怒りになってしまっています。
感情の正しい感じ方というのは「ただ悲しい」「ただモヤモヤする」「ただ嫌だ」ということを感じればいいだけです。
そこに「どうしてそう思うのか」をくっつけることで本来の意味とは異なったものになっていくので、結果的に感情を出し切れなかったということに繋がってしまうんです。
だから、言語化せず抽象的な
- モヤモヤする
- ザワザワする
- 気持ち悪い
- 黒い
- 赤い
- 熱い
- 冷たい
- トゲトゲしている
そんな言葉が適切。
感情解放は、体のどの部分に感じるのかを意識するだけでOKです。
感情を感じている部分に意識を集中させる
まずは、あなた自身が何かしらの感情(不安、モヤモヤ、ザワザワ、居心地の悪さ)を感じている部分(胸のふたり、肩のあたり、首のあたり)に意識を集中させましょう。
そこがどのように反応しているのか・・・
例えば、「モヤモヤする」「ザワザワする」「気持ち悪い」「黒い」「赤い」「熱い」「冷たい」「トゲトゲしている」といった具合に感じてみてください。
だんだんとその感覚が薄くなり、すーっと消えていきます。
早い人は10~15分、長い人でも30分程度で消えてしまうんです。
消えた後に同じように感情を再体現しようとしても、先ほど感じた居心地の悪さは感じなくなっています。
ここでの最大のポイントは「出るがままに任せる」ということです。
あなた自身はすごく遠くから、出ている感情を眺めているという状態がベスト。
とにかく、「何故」「何」「どうして?」は考えないようにしましょう。
どうしても「何故」「何」「どうして?」を考えてしまう時
- 何故、そう感じるのか?
- どうして、そんな感情が眠っているのか?
- 抽象的に感じるのは間違っているのでは?
どうしても、そういう思考に囚われそうになることもあると思います。
そんな時は、体の反応している部分へより強く意識を集中させてください。
- 首の辺りがチリチリしている
- とにかくなんだか落ち着かない
- 胸の辺りが真っ黒でモヤモヤする
そんな風に強く意識を集中させましょう。
頭の構造は単純で、考える材料をあたえると静かになるんです。
どうしても思考に囚われそうになった時には意識的に体が反応している部分に集中してくださいね。
ステップ2:ひとり旅を満喫する
感情が解放された状態であらためて、
- 1日中ぼーっとして過ごす
- 温泉に入る
- 読書をする
- 散歩に出かける
- 時間をかけてゆっくりと食事をしてみる
といったことをしてみましょう。
そうすることで、感じていた「不安」が無くなり、「あ、自分はこんなことが好きなんだな」ということが再確認できたり、自分はどういうところに幸せを感じるのか、ということが分かりやすくなります。
もしも感情解放が辛く感じたら
感情解放の途中で、精神的に辛く感じたり、疲れてしまうこともあるかもしれません。
そういう時には、「一旦、お休みします」と自分に宣言して、一人旅を続けてみてください。
感情解放は「義務」ではなく、あなたが幸せに生きていくための手段です。
過度に辛くなり、ストレスに感じてしまうようなら中断して、「解放しよう」と思った時に行うようにしましょう。
仕事での気疲れの原因を発見!たった2日で解決:まとめ
成功者と言われ、自分らしい人生を送っている人の多くが一人旅を好みます。
それは「今、自分はどう感じているのか」ということを常に大切にしているからなんです。
「きつい仕事はしていないのに、なんでこんなに疲れているんだろう?」
と思ったときは、是非一人旅に出てみてくださいね!