経営者の占い師、瀧上阿珠(たきがみ あじゅ)です。
剛力彩芽さんの彼氏としても有名なzozo前澤友作社長は、2018年9月18日に「民間人で世界初の月の周回旅行者になること」を発表されている起業・経営の大成功者。
Hanging out with @yousuck2020 before the @SpaceX moon mission announcement pic.twitter.com/RTOwutzMtG
— Elon Musk (@elonmusk) September 18, 2018
前澤友作社長が運営しているファッション通販サイト『ZOZOTOWN』は起業して13年連続の増収増益を続けて成功を収めています。
zozo前澤友作社長のように成功し続ける人は、ある共通の心理パターンを持っていることがわかっています。
成功し続ける人がもっている心理パターンとは、目標を達成できていると勘違いする能力。
「目標を達成できていると勘違いする???」
良くわからないですよね。
実はこの能力はアファメーションといって、人間なら誰でも持っている能力なんです。
アファメーションを使う技術力に差があるので、目標を何でも達成できる人とできない人がいるという違いが出てきます。
私、瀧上阿珠が3万人を鑑定した結果を検証すると、成功し続ける方すべてが「目標を達成できていると勘違いする能力、アファメーション」を使うのが上手でした。
今日は、zozo前澤友作社長のように起業や経営、私生活で成功し続けるためのアファメーションの使い方をお伝えします。
zozo前澤友作社長が上手なアファメーションって何?
アファメーション(affirmation)とは
肯定的な断言をする事。個人的な「誓約」をする事。
具体的には「~したい」「こうなれば良いな…」という願望を「~なっている。」と断定して繰り返し唱える事で、潜在意識に働きかけ、変化や成長が遠くの未来にあるものではなく「今・ここにあるのだ」という現実を作り出す事と言われている。(はてなキーワードより)
思考は現実化する。
という言葉の通り、アファメーションとは思考を現実化するためにコーチング用語です。
私たちの行動と選択は、過去にその人がどんな言葉を受け入れてきたかによって決まっています。
起業したAさんとBさんがいた場合、どちらが起業で成功すると思いますか?
Aさんは、自分は起業して成功した姿をイメージして、起業・経営をスタートさせました。
一方Bさんは、「起業して失敗したくない。」と思いながら、起業・経営をスタートさせました。
Bさんは、潜在的に起業は難しい、だから失敗したくない。と認識しています。
同じような失敗の経験をしても、Aさんは成功するための試練だと考えて、Bさんはこれ以上失敗したくない。と萎縮してしまうでしょう。
同じ出来事を経験しても、認識の違いで捉え方が変わってしまいます。
結果的に、起業で成功しやすいのはAさんですよね。
アファメーションとは、Bさんの思考をAさんに変える技術、「自分にはできない」を「自分にはできる」に変える手段なんです。
アファメーションを上手につかって思い通りの現実を手に入れる方法をお伝えします。
アファメーションをしても効果が得られない2つのパターン
起業で成功したければ、起業の成功をイメージすることがアファメーションで重要なことをお伝えしました。
しかし、起業家の皆さんは成功するイメージをもって起業していると思います。
なぜ、同じように起業が成功するイメージしても失敗する人と成功する人がいるのでしょうか?
アファメーションで効果が得られないパターンは2つあります。
①成功がイメージしきれなくなる
起業では、思った通りにいくことはほとんどありませんよね。
人に裏切られたり、思ったように集客できなかったり、時代の流れが変わってしまったり・・・
そんな苦しい体験をしている間に、「自分には起業での成功は無理かも・・・」と、イメージできていた成功がイメージできなくなってしまうとアファメーションをしても失敗してしまいます。
②アファメーションでの成功のイメージがそもそも間違っている
普通のアファメーションでは、「自分にはできない」を「自分にはできる」に変える手段として、「自分の目標を明確にすること」を勧めています。
そうすることで、目標達成の方法が分かり、目標が実現できる、と言われているんですね。
しかしながら、今の自分が明確に想像できる目標は「今の自分の延長線」でしかなく、自分を変えるほどのインパクトを持ちません。
「起業して成功する」という目標を掲げたとしても、成功していない自分がイメージできる目標ですから「今の自分の延長線」でしか行動できません。
結果、起業が失敗するか、そこそこの成功程度で終わってしまいます。
現状のまま捉えることができる「理想的な現状」を目標にしている限り、どんな試みも現状を維持するための手段になってしまいます。
「起業」によって得たい未来は「現状」ではなく、それを突き抜けた先にあるはずです。
zozo前澤友作社長のように大きな成功を収めるためには、突き抜けた未来をイメージする必応があるんです。
アファメーションを成功させるための方法
「理想的な現状」を突き抜けた先に目標を設定するためには、「現状では達成し得ないありえない目標」を設定することです。
zozo前澤友作社長を例に上げて考えてみましょう。
最初は前澤友作社長も大したことなかった
前澤友作社長は高校時代からプロドラマーになって、メジャーデビューするという夢を持っていて、「大好きな音楽活動を続けるためにはどうすればいいか」そればかり考えていたそうです。
そこで海外で自分たちが聞きたいCDやレコードを買い付けてきて、自分たちでカタログを作って通信販売することを思いつき、有限会社「スタート・トゥデイ」の立ち上げに至りました。
つまり、前澤友作社長が有限会社「スタート・トゥデイ」を立ち上げた頃は「これで儲けて、音楽活動を続けていきたい」という"理想的な現状"を目標にしていたわけです。
前澤友作社長の現状が壊れた瞬間
前澤社長は、貿易センタービルに飛行機が突っ込んでいく映像を目の当たりにします。
同時多発テロです。
映像を見ながら、なぜ犯人はあのような大惨事を起こしたのか。なぜ、罪もない人が事件に巻き込まれないといけないのか。感情が高ぶり、様々な疑問が胸の内に沸き起こったんです。
それまで、「戦争が起こるのは仕方がない」と思っていました。けれども、大勢の人が一瞬で命を奪われる惨劇を目の当たりにして、改めて人間の意志と行動について考えさせられました。(現代ビジネス『ZOZO前澤社長がいま明かす「私の幸福論、仕事の哲学」』より)
同時多発テロをキッカケに前澤友作社長の中にで「世界平和という"現状では達成し得ないありえない目標」が掲げられました。
じゃあ何を目標にするのか。売上や利益を目標にするのはつまらないし、会社の単なる「拡大」は僕のイメージとは違いました。その時、あのような事件が二度と起きない世界を作りたいな、と。誰もがいつも笑っていて、人が幸せで、世界が平和な状態にある。そこに貢献できる会社がいいなと思った。
それで頭に浮かんだ自分なりの言葉が「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」だったんです。(現代ビジネス『ZOZO前澤社長がいま明かす「私の幸福論、仕事の哲学」』より)
今まではそこそこでいいかと思っていたけど、同時多発テロをキッカケに「この会社をもっと大きくすること、もっとスケールのデカい事業をやっていくことで、社会の役に立つ!」という思考に変わったんですね。
"現状では達成し得ないありえない目標"が掲げられたからこそ、今のzozoがあり、今の前澤友作社長があるわけです。
「前澤友作社長はもともと人一倍優れた能力があったから実現できたんじゃないの?」
と思う人もいるかもしれません。
それは全くの逆なんです。
強い思いが先にあり、それが必要な能力の獲得という結果をもたらしているんですね。
成功し続けている経営者の中には、学生の時から能力が高い優等生タイプではなく、学生のときは落ちこぼれだった人が多いのも、最初から能力がある必要がないことを証明しています。
起業で成功するための現状から抜け出すチカラ
アメリカの自己啓発界の重鎮、ルー・タイス氏は「何を達成するかは、ほとんどの場合、何を信じるかによって決まる」と言っています。
人は誰でも今までの人生の中で見聞きした言葉によって形成された、強固な常識があります。
- 社会の常識
- お金の絶対的な価値観
- テレビの情報
- 育った環境
このような外部の言葉を受け取り、それが間違いないと「信じて」きました。
しかし、あなたの可能性や枠を狭めてしまう恐ろしい足枷にしかなりません。
先ほどのzozo前澤友作社長のことを例に上げると、「世界平和なんて達成できっこない!常識的に考えて国の壁があるし無理に決まってる!非常識だ!!」と信じていた場合、当然行動的ではなくなります。
「今のままが一番」と現状を維持する行動になるため、「ほらね!やっぱり世界平和なんて無理だった!」という結果になってしまうんです。
逆に「世界を平和にすることができる!」と心の底から信じられれば、行動が変わり、結果が変わるということ!
あなたが現状から抜け出したいと考えているなら、最も効果的な方法は「信じる対象」を変えることなんです。
起業で成功するためのあり得ない未来を想像する力
「信じる対象」を変えるためには、目標を達成したときの自分をあたかも今体験しているかのような臨場感を持ってイメージすることが大切です。
前澤友作社長は、「アーティストたちと共に2023年に月旅行に行く」という目標を掲げたことが話題になっています。
月に行くことにしました。アーティストと共に。 #dearMoon https://t.co/ivMypEcWBZ
— Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作 (@yousuck2020) September 18, 2018
この目標が達成された時を臨場感を持ってイメージするんです。
- その時はこの服を着よう
- 自分の隣にいるアーティストはこの人
- アーティストたちとこんな会話をする
- ロケットのどの窓から月を見る
- その時の感情はこんな感じ
細部までしっかりイメージすることが大切です。
イメージを強く持つために、宇宙飛行士の写真を自分の顔写真に合成して眺めるのも効果的。
既に理想を達成している自分を味わうことで、信じる対象を大きく変えることが出来ます。
そして、理想を達成している自分が"当然だ"とインプットされるので、理想が達成できていない自分の状態に違和感を感じて、脳が勝手に達成できるように働いてくれます。
アファメーションはより自分らしく生きていくための基軸になる!
人生は一度きり。楽しくやった方がいいでしょう? それができていない最大の原因は本人が「楽しもう」としていないからですよ。(前澤友作さん)
世間一般から見れば、あなたの掲げた突拍子もない目標は"頭がおかしい"と言われるかもしれません。
そういう言葉を排除して、純粋にその目標を眺めたとき「笑っちゃうような目標だけど、なんか私らしいな」って思えるはず。
アインシュタインしかり、ピカソしかり、「自分らしさ」を追及した結果、偉人たちは功績を残せました。
あなたらしい現状では達成し得ないありえない目標を掲げて、自分の可能性を広げていけることを願っています。