経営者をの占い師、瀧上阿珠(たきがみ あじゅ)です。
会社に神棚を祀っていますか?
以前、儲かる会社にはなぜ神棚があるのか?という本がはやりました。
倒産した会社の85%が神棚を祀っていなく、残りの15%は祀っていてもお札が倒れていたり、汚れていたり、毎日拝んでいなかったり、ぞんざいに扱われていたそうです。
会社に神棚を祀ることで、オフィスや店舗がパワースポット化して良い人が集まります。
また社長ご自身が会社の神棚を毎日拝み、綺麗にする事で傲慢にならず、長く繁栄できます。
一過性に売上が上がるだけでなく、長く稼ぎ続け、会社が何年にもわたって繁栄し続けるためにも会社に神棚を祀ることをオススメします。
そのための会社を神棚に祀る時の 注意点をお伝えします。
会社に祀る神棚を選ぶ
神棚には大きく分けて2種類あります。
一社造りと三社造りです。
会社にまつる場合は、スペースが許す限り三社造りが良いと思います。
それぞれの特徴をご紹介しましょう。
一社造り
扉が一つだけのタイプで、基本的に1柱の神さまのみをお祀りするものです。
どうしても2柱以上の神さまをお祀りしなければならない場合は、
- 一番手前に「天照大神」のお札
- 次に「氏神さん」のお札
- 一番最後に自分の崇敬している神社のお札
という形でお札を重ねてお祀りするようにしましょう。
三社造り
扉が三つあるタイプで2~3柱の神さまをお祀りします。
- 中央に「天照大神」のお札
- 向かって右に「氏神さん」のお札
- 向かって左に自分の崇敬している神社のお札
という形で、それぞれの扉にお札を納めてお祀りします。
会社に神棚を祀るときは、神さまにそれぞれ役割が違うので、三柱の神さまをお祀りした方と思います。
会社の神棚の祀り方
神棚を祀る方角
神棚は西を背にして東向きに祀るか、北を背にして南向きに祀るかの2通りがおすすめ。
これは、太陽の光が降り注ぐ東と南から「陽気」がくると考えられているため、それを受け止める位置に神棚を祀ると商売繁盛、社運隆昌のご利益があると考えられているためです。
逆に、西向き、北向きにしてしまうと「陰気」が入ってしまうため、邪気が強くなり運を閉じることになりますからご注意ください。
瀧上の豆知識
オフィスや事務所の状態によっては、東向き、南向きが難しい場合がありますね。
そんな時は、北西を背にして南東向きでもOKです。
神棚を祀る場所
神棚は高い位置に祀り、できるだけ神棚の下は誰も通らないようにしてください。
最上階に神棚を祀る場合は良いですが、上の階があるようなら神棚の上を人が歩くことになり失礼にあたります。
神棚の真上の天上に「雲」という字を書いた紙を貼るようにしましょう。
そうすることで、神棚の上には何もありませんよという意味になります。
神棚に置く神具
神鏡
神さまの依代となる鏡のことで扉の前に置きます。
榊立て
神棚の左右に榊を立ててお供えするためのものです。
瓶子
お酒を入れてお供えする蓋つきの器のことです。
水玉(水器)
お水を入れてお供えするための器です。
皿
お米やお塩などを盛るための器です。
火立
ロウソクを立ててお供えするためのものです。
三宝
お供え物をのせるための台です。
会社の神棚へ神さまに来てもらう
神棚の準備が整ったら、いよいよ神さまをお迎えしましょう。
家の神棚に神さまをお迎えする儀式のようなものが「神棚奉斎(かみだなほうさい)」というものです。
オフィスや事務所に神主さんに出張いただいて、神棚に神さまが来てくださるように御祈祷いただきます。
地鎮祭と同じで、それなりの御供物を用意する必要がありますから神社に確認するようにしましょう。
(この時にお札も神社が用意してくれる場合がありますから確認しておくと良いでしょう。)
もしも、来ていただく事が難しい場合は神社に出向いて御祈祷いただくことも可能です。
その場合は何を手持ちすれば良いか神社に確認するようにしてください。
会社の神棚の日々の祀り方
神棚にはお供え物をする
神棚に上げる御供物は、神さまが会社を護るためのエネルギー源になります。
あまり豪華にする必要はありませんが、毎日無理のなく交換できるもので構成するようにしましょう。
基本的には、お水、お米(一つまみ程度)、塩(一つまみ程度)、榊で十分です。
それぞれの配置は、
- 神棚の両脇に榊
- 向かって左側にお米
- 真ん中にお水
- 向かって右側に塩
という形で配置してください。
榊は毎日水を変えて、葉が枯れてきたら交換するようにしてください。
お酒は2週間~1ヶ月に1度、お供えするようにすると丁寧です。
その場合は、翌日には下げるようにしてください。
腐敗させると邪気が寄るのでよくありません。
お祀りしている神さまのご縁日に、御供物を少し豪華にすると喜ばれます。
肉などはご供物に向きませんので、果物やするめ、昆布、お餅、お菓子などを供えるようにしましょう。
神さまにお供えした御供物は、その神さまのご利益が宿っていますのでお水は捨ててしまっても問題ありませんが、それ以外は食べるようにしてください。
瀧上の豆知識
地鎮祭や御祈祷などで頂いた御供物を神棚にあげてしまう方がいますが、すでに神さまの御供物としてあがったものですの。
それをまた御供物としてあげるのは失礼になります。
家に持ち帰って食べるようにしてください。
毎日拝礼する
お供え物を供えたら、日ごろの神の加護を感謝し、これからの商売繁盛と社運隆昌を祈りましょう。
神棚の拝礼も神社と同じで「二礼二拍手一礼」です。
- 神前へ進み、45度程度の礼をする
- 深い礼(90度)を2度行い
- 2度、柏手を打つ
- 深い礼(90度)を1度行い
- 45度程度の礼をして、神前から退く
お参りの際には、神社と同じように手と口を洗ってから行うようにしましょう。
会社の移転で神棚を移設させる場合どうしたらいいの?
「神棚奉斎」で神さまに神棚へ来ていただいていますから、何もせずに移設させてしまうと神さまの怒りに触れる場合があります。
神棚を移設する旨のご報告は必要。
氏神さんに来ていただいている場合
移転する土地によっては氏神さんが変わる場合があるので、今までお世話になっていた氏神さんにお礼を言ってお帰りいただかなければなりません。
「神棚奉斎」で御祈祷いただいた神社にオフィスや事務所を移転させる旨をご相談し、御祈祷いただけるようにお願いしましょう。
その際に、事務所に来ていただいて御祈祷いただく場合は、ご供物を準備する必要がありますので神社にきちんと確認するようにしてください。
移転後は、移転先の氏神さんに新しく来ていただく必要がありますから、氏神さんの神社に御祈祷をお願いするようにしましょう。
氏神さんが変わらない場合は、同じ神社で「神棚を移設する」御祈祷をしていただき、「神棚を移設した」御祈祷をしていただくようにしてください。
お稲荷さんなどの特定の神社の神さまに来ていただいている場合
移転する土地によって神さまが変わるということはありませんが、神棚を移設する旨のご相談を神社側にされた方が良いでしょう。
遠方でなかなか出向けない場合は、お願いすれば神社の方で御祈祷して頂けますのでご安心ください。
もしも社長の身内に不幸があった場合
神さまは死の穢れを嫌います。
そのため、社長の身内に不幸があった場合は神棚への御供物や手を合わせることをしばらくお休みするのが得策。
まずは榊や御供物を一旦全て下げます。
そして、「身内が亡くなった」旨を神さまにご報告し、神棚の前に半紙をかけるようにしましょう。
お休みする期間
- 同居している人間が亡くなった場合は50日間
- 別居している身内が亡くなり葬儀に参列した場合は1週間~10日間
この期間は半紙をかけて、神棚はお休みするようにしてください。
一般的な日数ではありますが、地域によって多少変わるようなので心配であれば神社にお問い合わせください。
儲かる会社は神棚を祀っているまとめ
- 会社に祀る神棚を決める
- 神棚を祀る方角は東向きか南向き
- 神棚に置く神具(7種類)
- 毎日お参りをする
永く繁栄する会社のための神棚の造り方をご紹介しました。